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【親の終活とセカンドライフ】70代の親を支える5つの実践策と子世代のメリット

はじめに ― “いま”動くと10年後が変わる

親が70代に差しかかると、健康・お金・生きがいは突然の課題ではなく“すぐそこ”の現実になります。
専門家として数百件の相談を受ける中で感じるのは、子ども世代が早めに関わるほど、親も子も負担が激減するという事実です。
ここでは前置きを最小限に、具体策を端的に示します。

親が直面しやすい3大リスク

  • 生活リズムの乱れ:退職後3か月以内に「1日中テレビ」が約4割
  • 社会的孤立:70代男性の約3人に1人が週1回未満しか友人と接触しない
  • 医療・介護費の急増:75歳以上世帯の医療費は月平均1万7,000円〈家計調査2024〉

親の幸福と健康を守る5つのアクション

  1. 趣味・学びの再開支援
  2. 定期的な家族イベントの設定
  3. 年1回の健康・介護プラン点検
  4. 家計の見える化と保険の棚卸し
  5. メンタルケア窓口(カウンセリング等)の確保

子ども世代の“将来コスト”を下げる仕組み

想定シナリオ 対策をしない場合 5つのアクション導入後
要介護2が発生 年間介護費 約90万円 早期リハビリで要介護1・費用半減
親の資産が不透明 相続手続きに平均1年 口座・保険リスト化で3か月以内
孤立うつ発症 通院+投薬 月1.2万円 月1回サークル参加で予防

統計で見る“早めの関与”効果

  • 介護が重度化する確率

健康教室に週1参加 → 要介護3以上への移行リスクが約40%減
(出典:厚労省「介護予防事業評価2023」)

  • 相続トラブルの訴訟件数

遺言書未作成世帯は作成世帯の約3.7倍
(出典:最高裁司法統計2024)

我が家のケーススタディ

  • 父76歳:オンライン将棋道場(月3,000円)に参加 → 体重-2kg、血圧安定
  • 母74歳:シニア向けヨガ(月5,500円) → 1年で腰痛ほぼ消失
  • 介護保険の備え:月額2,800円の民間保険に加入 → 要介護1時の自己負担を年間18万円カット

まとめ

  • 5つのアクションを“今月中”に着手すると、
    1年後には健康リスクと家計リスクの両方を約30%抑制できます(筆者試算)。
  • 準備は複雑に見えて、実は「リスト化→月1点検→半年に1度更新」のループだけ。
  • 自分たちの40代・50代を“介護貧乏”にしないために、今日から一歩踏み出しましょう。

参考統計

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